マンションで在宅避難に準備するものについて
東京都では大規模な震災ではマンションに住んでいる住民は在宅避難を推奨していますが、在宅避難をする
ためには各戸の事前の準備が必と言われています。各戸で事前に準備する必要なことをまとめてみました。
屋内の耐震対策による避難場所の確保について、大きな家具が倒壊すると避難場所がなくなるので事前に
転倒防止器具により固定して避難場所を確保することが在宅避難には不可欠です。
また、食器類が壊れて散乱しても避難場所の確保を難しくするので食器棚などの扉を固定する必要があります。
在宅避難のために準備する主なものは以下の通りです。
(1)照明 : 懐中電灯、ヘッドライト、固定器具により電池、LED照明(ランタン等)
(2)光熱 : ボンベ式ガスコンロ (煮炊きやお湯を沸かすと1日1本必要:イワタニの試算)
ガスボンベの使用期限は7年と言われています。
固形式燃料(単身者には適していると言われています)
練炭コンロ、七輪(マンションの部屋では余震を考えると難しい恐れがあります。)
(3)掃除 : 箒、雑巾、塵取り、バケツ、洗剤、スリッパ、ポリタンク(給水にも使えます。)
ガムテープ、ごみ袋、段ボール、工具セット、ハサミ、ナイフ、ロープ
マスク、皮手袋、ゴム手袋、軍手、長靴、ライター、マッチ
(4)医薬品:常備薬(約1週間分)、お薬手帳
消毒液、ガーゼ、包帯、絆創膏、ハサミ、ピンセット
解熱鎮痛薬、抗生物質(ステロイド成分を含む塗り薬)
風邪薬、胃腸薬、便秘薬、下痢止め(整腸剤)
(5)水食料:水(大人1人1日3L、子供1人1日2Lと言われています。1週間では一人当たり20L)
食事は冷蔵庫、冷凍庫に保管している食料を確認しておき3~4日持つか確認します。
保存しているご飯パック、餅、カップ麺、シリアル、パン、缶詰なども確認します。
保存している食料が1週間持たないと考える時は非常食などを準備する必要があります。
(6)情報 :防災ラジオ(区役所で1千円で買えます。)、電池で動くラジオ
スマートホン(SNSやLINEも有効という説があります。)、テレビが見られるスマホもあります。
電話:固定電話や公衆電話は停電時も利用できます。
(7)防寒等:保温アルミシート、防寒シート、使い捨てカイロ、紙おむつ