港区高輪総合支所防災対策相談メモ
○平時の支援
・防災カルテに関してはシャンボール三田での分析は十分であり、新たな発見につながるものはないかもしれない。
一方で、他のマンションとの比較ができるものと思う。
・基本的に物品購入に対する補助金制度はない。一方で、イベント開催に対する補助はありえる。
例えば防災訓練の際に参加者へ配布するお菓子などの提供はありえるかもしれない。
・防災アドバイザーの活用は年5回まで。防災資器材助成のための防災組織計画の作成や防災組織規約策定の
ためのアドバイスでの利用が多いが、防災訓練の計画などへのアドバイスも可能。港区はいくつかのアドバイザー
提供団体と提携しており、その中から要望に合致する得意領域を持ったアドバイザーを派遣することができる。
・防災資器材助成のための結成届や防災組織規約、防災組織計画は理事会での承認があれば総会決議までは不要。
なお、理事会での正式決定前に事前に支所にて確認頂ける。
○発災時の支援
・発災時の支援に関し、戸建て向け、マンション向けという分類や括りはなく、あくまで住民向けに実施する。
・避難所に対して物資、情報を届けることになる。マンション居住者は「在宅避難」という言葉を強調しているが、
情報は避難所に対して届けることになるので、在宅避難をしていても避難所にはその都度情報を取りに行ってほしい。
また、病院が避難所を巡回することになっているため、体に不安がある方等は避難所に避難してもらっても全く構わない。
(個人的には「在宅避難」という言葉が避難所に行くなとの誤解を招いているのではと思っている)
・避難所には各避難所の面積・キャパシティから算出した避難人数の3日分の食料が備蓄しているのみ。
港区ではみなとパーク芝浦にて大規模な備蓄をしており、各避難所には同所から後送することになっている。
※各避難所の想定避難人数は港区地域防災計画震災資料編第2部震2-10-3 区民避難所(地域防災拠点)、
福祉避難所一覧表参照
https://www.city.minato.tokyo.jp/chiikikeikakutan/chibouh24.html
・避難所には区の職員が張り付くことになっており、色々な調整を担うことになる。避難物資等は各避難所にて配分を
調整してもらうことになるため、事前に町会等と連携できるようにしてもらえるとスムーズに事が進むだろう。
・港区は人口26万人に対し、昼間人口90万人だが、避難所はあくまで住民向けのもの。
昼の滞在者に対しては事業者等に一時滞在施設の提供をお願いしている。
・ごみの収集に関しては、発災から72時間後の速やかな収集を想定しているが。
汚物の収集等については特に決めたものはない。
・「地域集合場所」はいざというときに地域で安否を確認するために町会単位で定めているもの。
シャンボールでは別途安否確認を実施することになっており、不要。
また、「広域避難場所」は大火災等での避難場所であり、大規模マンションのシャンボールでは不要と思われる。
(松坂町会などが対象か)
・シャンボール居住者が避難する場合は豊岡いきいきプラザとなろう。
三田中学校は被災時には三田5丁目側の扉を解錠することになっている。
○マンション適正化法への取り組み
・来年4月に何らかの指針を打ち出す予定。
・港区独自の上乗せ基準については板橋区を参考にする可能性あり。