新たなステージへ向けた取り組み  NTT片山副社長

1.Inter-Service

   ・NTTでは昨年秋に中期計画として、「新たなステージを目指して」を作成した。新たなステージとしては、現在のInter

    netの変革を加速し、新たなステージ“Inter-Service“を実現する。Inter-Serviceは、ネット上サービスや、ネットと

    リアルのサービス相互が融合した、より付加価値の高いサービスを実現していく。オープンでシームレスな利用環境

    により、デバイスフリー,OSフリーを進める。パーソナル化されたUI/UXより、シンプルでフレンドリーな利用を進める。

   ・NTT新たなステージへの取り組みとして、事業をプロバイダーからバリューパートナーに転換していく考えである。

    企業のビジネスモデル変革と個人の豊かなライフスタイルをサポートして、企業や個人の成長目指すと共に、自ら

    も変革していく考えである。そのためには、お客様のニーズに合わせて、必要な環境を提供していく。インフラとプラット

    フォーム、アプリケーションを自在に組み合せて提供していく共に、最適サービスマッティングを支援する。

    更に、より簡単便利に使えるように、簡単に使えるUI/UXを実現すると共に、使い易い料金で提供する。

    より安心安全のためには、どんな脅威に対しても、先端の技術とオペレーションでお客さまをガードする考えである。

   ・NTTはグローバルクラウドサービス事業を強化しており、既に1万社以上のグローバル企業に利用して頂いており、

    250以上の最大級かつ高品質なデータセンターを設置しており、日本では一番、世界でも二位になっている。

   ・NTTの事業構造としては、電話などのレガシー事業は既に1/4に減少しており、フレッツなどのネットワークサービス

    も徐々に減少している。グローバルクラウドサービスは急速に拡大しており、NTT事業の基盤にしていく考えである。


NTTの目指すクラウド

   ・クラウドは、アプリケーション、プラットフォーム、ネットワーク、端末とトータルマネージメントにより実現している。

    アプリケーション自社で開発すると共に、有力なベンダーとアライアンスを組む考えである。プラットフォームとして

    250以上のデーターセンタを設置している。ネットワークはVPNを提供し、端末はスマートフォンが中心になると思う。

   ・クラウド導入支援のため、コンサルテイング、クラウドネットワーク、オペレーション(サービス、運用管理の自動化)を行う。


3.
NTTR&Dの取り組み

   ・仮想ネットワーク技術の進展に伴い、大規模データセンタネットワークをコントロールするRYUを開発している。

   ・ストレージシステムについては、汎用のハードを組合わせて、巨大なストレージを実現する Sheepdpgを開発している。

   ・世界最大級のセキュリティインテグレーターとして、北米のR&D拠点を強化し、セキュリティクラウドグローバル

    展開を加速している。強固なセキュリティ基盤のためセキュリティログ分析エンジン、秘密分散/秘密計算技術、

    クラウドフォレンジクス技術などを開発している。

   ・企業経営の変革に対しては、スピードアップとコスト削減、ビジネス領域が融合、連携を支援すると共に、社会インフラ

    の変革としては、課題解決先進国、新しいステージへ対応していく考えである。

  [感想]
   NTTのクラウドサービスに向けた取り組みを説明を聞いた。片山さんのお話で非常に興味はあったが、30分の短時間での
   説明のため、基本的な内容に絞られた感じであった。