| NEC株主総会模様と岩波副社長講演 H23.6.22 |
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・3つの重点施策である「C&Cクラウド戦略の推進」、「グローバル事業の拡大」、「新規事業の創出」に取り組む と共に、収益体質の強化と事業競争力の強化に努めてきた。 ・C&Cクラウド戦略の推進については、IT技術とNW技術を活用し、自治体向け基幹業務サービスや病院間の 情報共有サービスなど、多種多様な領域におけるクラウドサービスの提供を推進した。 ・NEC グループでは、業務の効率化や経費節減のため、グループ全体の業務プロセスを見直し、経理、販売 および購買の基幹ITシステムをクラウド環境に集約する取り組みを進め、全面稼働を開始した。 ・クラウドサービスを提供するデータセンターの拡充に努め、共通IT基盤の整備と最適化に取り組んだ。 通業事業者向けとしては、ドコモの高速大容量モバイル通信LTEサービス「Xi」の通信インフラを提供した。 ・グローバル事業の拡大については、北米、中国、APAC(アジア太平洋地域)、EMEA(ヨーロッパ、中東及び アフリカ)と今年発足した中南米の5地域を統括する会社を中心として、現地主導型の事業展開を推進した。 ・新規事業の創出では、日産自動車と協業する自動車用リチウムイオン二次電池事業を推進すると共に、急速 充電システムやエネルギー・マネージメントシステムの実験により、スマートグリッド市場の参入に取り組んだ。 ・多機能端末の領域では、Android搭載のスマートフォンを国内に投入すると共に、タブレット端末を拡充した。
・事業競争力の強化に向けては、携帯電話事業分野でカシオ日立モバイルコミュニケーションズと事業統合を 実現したり、レノボグループ社とパソコン事業の統合に係わる戦略的提携に合意した。 ・当期の連結売上高は3兆1154億円となり、NECエレクトロニクスが連結子会社でなくなったことから、前期に 比べ4677億円(13.1%)減少した。営業損益は578億円で69億円改善した。純損益は125億円の赤字となった。 ・ITサービス事業は売上が8042億円で、621億円減少した。営業損益は318億円減少し214億円となった。 キャリアネットワーク事業は売上が6054億円で、220億円減少した。損益は94億円増え,407億円となった。 パーソナルソリューション事業は売上が7665億円で、損益は208億円悪化し、19億円の損失となった。
・生体認証による動画認識技術の開発や新しいNW製品として、ネットワークとITが連携して、より柔軟かつ 低コストで、革新的なクラウド指向型データセンターを実現するプログラマブルフロー技術を開発した。 ・重点施策として、2画面タブレット端末を販売する予定である。 NEC 岩波副社長 : 人と地球にやさしい情報社会へ 7月13日 ・NECグループのビジョン2017は「人と地球にやさしい情報社会をイノベーションで実現するグローバル リーディングカンパニー」とした。(これまでは1977年の木林社長が提唱したC&Cであった。) ・人にやさしいとは、いつでも、どこでも誰もが使えるサービスによって、安心、安全、便利で豊かな個人 生活を実現する情報社会である。 地球にやさしいとは、限りある資源を効率的に活用し、地球環境の共存、持続的な発展を可能とする 情報社会である。 NECは人と地球にやさしい情報社会をC&Cクラウドで実現する。 Q.幅広い話をされたが、NECとして何が強いのか? A.もの作りの力が強いと思っている。ソフトウェアでも色々なことが出来るが、ものがないと何も動かない。 色々なもの作りを作り、新しいイノベーションを起こしていきたいと考えている。 →非常に一般的な話で、事例もハード寄りの具体的な内容ばかりで、方向は良く分からない感じであった。 |