「働く君に贈る25の言葉」 H23.11.11 東レ 佐々木特別顧問
1.日本社会の現状
日本には自閉症の人が多くおり、日本人では一生で自閉症になる人は7人に一人という状況である。
色々な病気を持っている人は沢山おり、日本には2000万人以上の人が病気を持っている。
社会は健康な人を対象としており、病気を持つ人が頑張るのはなかなか大変だと考えて欲しい。
2.会社の仕事
・会社のタイムマネージメントは、ビジネスパーソンの基本であり、タイムマネージメントは仕事の管理である。
仕事の進め方の基本は、@計画主義と重点主義、A効率主義、Bフォローアップの徹底、C結果主義、
Dシンプル主義、E整理・整頓、F上位者の確証、G自己主張、H自己研鑚、I自己中心主義 である。
・沢山本を読む人がいるが、知識だけでは役に立たない、自分の行動に落として初めて役に立つものである。
時間は限られているから、仕事の重要度を考え、優先度の高い仕事から行うべきであり、仕事の重要度を
考えると、80%くらいの仕事は必要がなかった。しないで済む仕事なら、やらない済ますことがベターである。
部下に仕事を頼む時は、仕事の進め方まで説明し、進捗状況を確認するべきであり、任せ切りは駄目だ。
・人にも合わないで済ます方が良い。本当に会わなくてはならないかというと、それ程、重要でないことが多い。
会議も無駄な会議が多く、東レの時は沢山欠席した。出席しても、他の仕事を持って行ってしたことがある。
役所の委員をしているが、事前説明に来るということが多い。会えば1時間程度はかかるが、資料を見れば
分かることである。すべての委員に説明しに行くと、行き帰りの時間を考えると沢山の時間が掛かっている。
・上司との付き合い方は最重要課題と考えている。常に、上司の考えていることを踏まえて仕事をしてきた。
職場の多忙が日本企業の競争力の源泉となってきため、経営者はワーク・ライフ・バランスに消極的である。
これまでには、寝ても覚めても仕事を考えることを経て人材が育ち、仕事の幅が広がるということがあった。
育児・介護問題屋価値観の多様化など、経営環境が変化しているため、これからは個人も組織も成長する
ワーク・ライフ・マネージメントが必要となってくる。社員が自分の時間を創出し、心身共に健康になり、家族
とのコミュニティが良くなれば、社員のモチベーションや生産性は上がり、優秀な人材が確保できるようになる。
3.働く君に贈る25の言葉
・これは自分が書いた本の題名であるが、 @目の前の仕事に真剣になりなさい、A欲を持ちなさい、欲が
磨かれて志になる、B強くなければ仕事は出来ない、優しくなければ幸せにはなれない、C君は人生の
主人公だ、なにものにもその座を譲ってはならない、D自分を偽らず、素のままに生きなさい、E逆風の場
こそ君を鍛えてくれる、F信頼こそ最大の援軍、G人は自分を磨くために働く、Hそれでもなおという言葉が
君を磨き上げてくれる、I人を愛しなさい、それが自分を大切にすることです、J運命を引き受けなさい、
それが生きるということです である。
→共感する部分も沢山ありましたが、宗教的な感じもしました。多分、家族の病気を乗り越える中で、考えられた
結果ではないと考えました。仕事をしながら、本をたくさん書かれたとのことには感心しました。