日本の経営戦略上の課題  樋口社長  H23.9.28

 1.海外、国内共に、多くの課題がある。

   ・世界では、欧州財政危機、米国経済の減速、新興国経済の減速 など、世界中で大きな課題が出てきた。

    日本では、GDPの3位低下、震災からの復旧/電力不足、超円高による輸出の不振、政局不安定のため
    による経済政策の迷走 など非常に多くの課題がある。

    従来から内在する課題としては、グローバル視点の戦略の欠如、内向き/ガラパゴス化、エネルギー欠乏症、
    経営の非近代化 などと色々な課題が残っている。

   ・大変身が必要である。世界目線での戦略を持ち、先頭意欲マインドを持つ進化していく近代経営に取り組む
    ためには、グローバル競争力と日本人の持ち味を組み合せて実現する必要があると考えている。

 2.ITに求められていること

   ・システムに対しては、柔軟なITとオペレーションコストの削減、グローバル経営を可能とする情報の可視化、
    グローバル情報基盤の確立、災害時のビジネス継承性 などが求められている。

   ・マイクロソフトの総合力としては、新しい時代の要望に応えるため、パブリッククラウドとプライべートクラウド
    とデバイスを組み合せて、運用管理、開発環境などの問題を解決していく。

    特に、デバイスとしては、色々な種類のデバイスを出していくが、個人のものの利用を可能とする。

 3.デバイス

   ・新世代スマートフォンOSである、Windows Phone 7.5 を利用して、スマートフォン1S12T実現した。

   ・スマートフォンも電話も含めたコミュニケーションツールと考えて、開発した。

    そのため、複数のコミュニケーションを一元化し、人を中心とするコミュニケーションを実現した。

   ・大中企業の事業継承性では、電源とテレワークの要望が高く、小企業は、テレワークと情報共有が

    要望されているため、クラウドとoffice365を組み合せ、短期にテレワーク環境を実現できるようにした。

 4.ミドルソフトWindows Azure

   ・震災後、東北ではクラウドにお客様が移っている。サーバは大規模になるに連れて、総所有コストが下がる。
    そのため、今後もクラウドへの動きは進むと考えており、メンテナンスフリーなプラットフォーム
Windows Azure
  
 で実現した。また、仮想化技術 Hyper-V でシステムの管理の自動化を実現した。