日本オラクル株主総会模様    H23.8.25


 1.22年度の事業状況

   ・売上は1327億円で、前期に比べて218億円増加し、19.8%の増加である。

   ・営業利益は371億円で、前期に比べて16億円減少し、4.3%の減少である。

   ・経常利益は373億円、当期純利益は220億円で、前期に比べ8億円減少した。


 2.部門別の概況

   ・ソフトウェアライセンス事業は、売上が386億円で、1.4%増となった。

    企業のIT基盤やクラウド環境構築に対応した販売強化、Exadata等の拡販

   ・アップデータ&プロダクト・サポート事業は、売上が619億円で、4.5%増となった。

    先行き不透明な環境で、新規投資が抑制される中、サポートレベルの向上で対応した。

   ・ハードウエア・システムズ事業は、売上が154億円となった。

    当期新たに設立され、サーバーやストレージ等のハードウェア、OSの販売を行っている。

   ・サービス部門は、売上は166億円で24%の増加となった。

    ハードウェアシステム向けの付加価値サービスの開始とOracle on Demandが好調である。


 3.中期経営計画

   ・平成265月までの中期経営計画「持続的成長に向けて2014」を立案した。

    成長戦略と経営の基盤強化の2つの観点からの施策を進める。

   ・ソリューションの展開としては、作らないシステムへのITの潮流変化を体現するため、

    総合的なクラウドコンピューティングを  Oracle  on  Demand として提供していく。

   ・ビジネスモデルとしては、専門性を一層強化することで、長期的視点でお客様の真の

    パートナーシップを構築し、IT戦略やライフサイクル全般にわたる深い関係を構築する。

   ・経営基盤の強化としては、多様かつ専門的な才能を持った人材を育成し、グローバルの

    経営資源を積極的に活用できる総合経営基盤を構築する。

   ・オラクル・コーポレションが展開している積極的な買収戦略に対応して、知的財産IP

    実装させた製品を提供していくことで、オラクル・コーポレーションのIT牽引力と技術力

   ・経験を有効な経営資源として最大限活用する。